「デイサービスで働いてみませんか?」と言われたのが、始まりでした。

老人病院・老人保健施設での経験はありましたが、デイサービスで働いたことがなかった私は、正直不安でいっぱいでした。

ヘルニアという爆弾を抱えた私には、重い荷物持ったりと腰に負担のかかる仕事はなるべくできないなど制限のあるなか、職場を選んでいる余裕などありませんでした。そんな状況の中、必要とされているということが、とてもありがたかったことを覚えています。慣れないデイサービスでの仕事に、ご利用者様にご迷惑をおかけしたと思いますが、それでも「ありがとう」という言葉と、笑顔を頂いた時はとても嬉しく思いました。今年の3月1日、本館への異動が決まって、そのことを伝えた時に「寂しくなるわ」、「このままここにいて」、という言葉も頂きました。私の為に涙を流してくださった利用者様がいたことも決して忘れません。こんな私でも誰かの力になれるのだと、人を笑顔にすることが出来ることが出来るのだと実感しました。これからも誰かを笑顔に出来ればと思います。今はまだ、本館の仕事に慣れることに、精いっぱいですが、いつの日か本館の入居者様の、たくさん笑顔が見れることを楽しみにして仕事に励んでいます。